春と床

自作短歌を掲載しています

2020-07-09 短歌 03

施錠

 

ミュージック勘違いしたROCKERが炸裂させる一発魂

 

ラクタのくせして自称ミュージシャンあいつはとっくに消えていったよ

 

スーパーに行って金と荷物を引き換える生きることはまるで拷問

 

施錠して荷物を置いて一息し蹴りたさこらえイヤホン剥がす

 

外の音聞きたくないからヘッドホンレコーディングは30年前

 

何もないうしなわれてく30年産まれたことを後悔したい

 

何かして創る人になりたくて今諦めて凡人と化す

 

冷蔵庫腐りかけのズッキーニごめんと謝る食欲がない

 

ひたすらに固くなってく焼きそば麺それでも食べる生きるためには

 

施錠したドアの向こうの飲み屋街酔った男が今日も騒いで

 

ドアの鍵閉めたかなあと心配すそんな忙しい日々がほしいよ

 

帰宅した薄いドアの内側で濡れ傘かけた一人で泣いた

 

太陽が出たら出たで辛いよね水と光が心を削る

 

日陰者せめて正しく健やかにそれを人は清貧と呼ぶ

 

貧しさに清貧なんてありませんお金持ちの良い訳ですから